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ラーチャブリー県ダムヌーンサドゥアク郡で活動しました

on 2015-04-02 WORK SHOP

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タイ西部ラーチャブリー県ダムヌーンサドゥアク郡にある、身寄りのない高齢者のためのターミナルケア施設「バーン・ナーイクラー」で活動しました。すぐ近くに、かつてキャノンIXYのCM撮影地となった水上マーケットがあります。ここで、施設長、そして社会開発・人間の安全保障省の県出先機関の職員らと会合を行いました。

およそ40床の施設は、南国らしく吹き抜けで部屋のあいだのドアがなく、臭いなどはほとんど感じられません。家庭内暴力を受けていた高齢者も収容されていました。3つある部屋それぞれに10床あまりのベッドがありましたが、一部は男女相部屋となっていました。施設長夫婦が食事の準備や入浴の介助にいたるまでのすべてを行っていました。緊急時には、施設長自身が車で病院まで送致するとのことでした。

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タイの介護については、基本が家族・親族で行い、家族から排除された者についてはコミュニティ・ベースの組織が面倒をみるというのが現状です。政府はあくまでも補完性の原理にしたがい、せいぜいコミュニティ・ベースの組織を技術面・資金面で支援するという役回りに徹しています。この「バーン・ナーイクラー」もコミュニティ・ベースの組織にあたりますが、施設の建設はスパンブリー県の寺院が資金を出し、その後の施設運営は寄付等によっています。ここでの政府(社会開発・人間の安全保障省の出先機関)の役割といえば、施設までの移送くらいです。家庭内暴力を受けている高齢者については、家族との隔離のための行政手続きを行うくらいです。つまり、資金援助すら行われていないのです。施設長からは、せめて同施設の利用者が病院にかかるときは順番待ちがないようにしてほしとの意見が出されました。すでに述べたように、施設長夫婦が食事の準備や入浴の介助にいたるまでのすべてを行っており、時間的な制約があるいるのです。

 


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